■秘密の手順書
●取り付けできたら・・・。
キャブにガソリンを流すが・・・。
まず、YouTube−「LIFAN150キック始動 (作成者:
supercubmelon)」を見ること！
これは、エンジンの構造が判っている方の動画です。
なぜこのような掛け方をするのか？
それはデコンプ構造の無い高圧縮エンジンを始動する為です！
通常のノーマルエンジンはローコンプでキックは軽いです。
チューンドエンジンは出力向上の為、ハイカム＋ハイコンプなんです。
そのため、エンジン始動時に「何も考えずガツンッ！と踏み込むと」キックスピンドル（ギヤ）＆受け側のギヤなどに多大なダメージを負わすことになります。
だから、ゆっくり踏み込んでいき・・・ものすごく軽くなる場面で・・「一気に踏み込む！」訳です。
(状態は圧縮工程から、排気工程に変わる所でキック！)※コレが正しい掛け方。
余談：私は以前、武川のフルコンプリート（になってしまった汗）を組んでましたが・・キックスピンドルが逝かれて（ギア欠けてちゃんとキック踏めない状態）
エンジン全バラをやりました。それも壊れるたびに・・・３回も。
※それをやっと理解した武川はデコンプ付きのエンジンを発売しました。高額だけどね。。
入れるのは普通のホンダ純正オイルで良いかな。
エンジンオイル多めに投入し、メインキーオフのまま何回か慎重にキックする！（少しでも各パーツにオイルを行き渡らせたいから。）
で、エンジン始動！
アイドル回転は大丈夫か即座に判断。１分もしたらE/G停止する。
でオイルクーラーにオイルが行ったはずだから、落ちてこないか３〜４分待ち。
それからエンジンオイルの量を確認。
減ってるからオイルを足して、再始動。（オイルクーラーに初めからオイルを入れる事も出来るが幾らも入らない。）
コレを繰り返す。
各パーツからのオイルのにじみは無いかもたまに見ること。
オイルの量が大丈夫になったらキャブセッティングを確認。
アイドリングは安定するか？
空吹かしは？もたつき無いか？
不具合があるようならキャブセッティングが必要。
そのキャブに合ったスロージェット（アイドル時）・ニードルジェットの段数を変更（中速くらい）・メインジェット（中から最高速）に変えていこう。
走ってはセッティングの繰り返しで面倒だけど「大事な愛車だから」さぼらず・・気が済むまでやること！
キャブは、暖かい時期・寒い時期・標高差・湿度によっても変化するからキッチリやろうね。
●エンジンの慣らしは慎重で大胆に。
暖機も終えてから走り始めて・・セッティングが合っているのか確認。
ゼロ発進は？
中間加速からは？
で、大丈夫そうなら法廷速度位までで走っていよう。ガマン！
その際に定置走行はしないことを心がける。（一定のスピードで走り続けないで、微妙にアクセルで加速減速を繰り返す）
それは、シリンダー・ピストン・カム・ミッションなどが、「同じ部分だけに力が加わりヘタっていく」のを嫌う為。
スムーズな加速が出来るエンジンは発進から最高速までストレス無い状態が望ましいから。
慣らしから・・定置走行（一定速度）だけを繰り返していると各パーツに「その速度域だけで削れた場所が出来てしまう」からなんだ。
まぁこれは”極論”だから・・「気にしておいてね」と言う話。
５０キロも走ったらオイル交換してみよう。
暖気した後にオイルを抜いて・・落ちてこなくなったら１度キックを踏んでみる＝チョットだけ出てくるだろう。
あまりキックの回数は増やしたくないのでこれで１っ滴も落ちなくなるまで待つ。。。
どれぐらい黒くなったか？金属片は無いか？オイルをしっかり確認すること！新品エンジン初オイル交換はチェックするのに判り易いからね。
次はドレンボルトを締めて、新しいオイルを入れる。（まだ純正オイルでいいね）
それから１００キロは慣らししようか？
終えたら・・・
最高速は、ある程度車両のことが把握出来てきたらすればいい。
初めからやろうなんてのは、「これからエンジン壊します」って言ってる様な物だからね。←絶対！慣らしが必要。
で、最高速付近まで理解したら「おめでとう」。
これでキミのエンジンになった訳だ。
マフラーも変えればもちろん速くなる。純正(下)-(中)-(上)
一番簡単なのは安いボンバーマフラーとかかな？（中）
ＢＲＤ ３次元フルテーパーマフラー（上）
武川 左出しセンターマフラー フルテーパーさ（上）←惜しい、これは絶版商品なんだ。ＢＲＤは構造原理を真似して作り始めた会社。
テーパーマフラーは排気効率に優れているので最高速までを目指すにはもってこい！
昔から４miniでレースならフルテーパーが常識なくらい！（その代わり・・ハイパワー発生させるには爆音だよ！）ま、バッフル付けて消音できるしね。
もちろん、マフラーも交換したらセッティングもチェック！
もっと出力が欲しいなら・・。
アーシング：バッテリとＧＮＤを結ぶパーツ。判り易く言うとカブはマイナスアース車両だよね？つまりバッテリーの−端子と車体金属部分を結ぶ線だよ。
この場合、もっとも効果が高いのがバッテリからエンジンヘッドのボルトを直結するのが望ましい。
ヘッドに近いシリンダにプラグがあるだろう？それはエンジン側が−。プラグコードが＋を発生して着火しているからなんだ。
コンデンサ−：ヤフオクCSR-173とか付けたことあるけど・・？無いよりはマシって感じ。本物求める気だったら・・子供のおもちゃかも？
市販品は１つも無い！古河バッテリーがコンデンサ搭載商品研究したが全然売ってない。メーカーの厳重な品質方針に合致しないんだろうね。
確かにコンデンサ（馴染むまで慣らし必要）は効果があるが、体感できるものは微妙でしかなく・・
強いて言えば、瞬発的な電気を助長やＥ/Ｇ回ってれば強い電気を発生し続ける＆バッテリの寿命が延びるかも？くらいかな。
作ってる人によりコンデンサの能力は「効果無し〜効果あり！」まで様々だから一概には言えないね。
プラグコード・キャップ：ノロジーホットワイヤー・スプリットファイヤー・ＮＧＫパワーケーブル。どれも効果あるね。
プラグ：イリジウムにしましょう。馬力が違います。
ＣＤＩ：高回転を常用したいなら効果あるよ。
ＩＧコイル：ＡＳウオタニ ＳＰUハイパワーイグニッションコイル。こいつぁ〜イイ！ＭＤＩそっくりだっ！（チューニングカー用品のこと）
コード＋プラグ＋ハイパワーイグニッションコイルと相まって相乗効果は絶大！点火系はこれで終了。
ほかにもコパスリップという胴を含んだグリスが存在し各パーツの電装接合部分に薄く塗ると電気伝導率が良くなるので良い！という危篤？なユーザーは居る。試したがそんなに効果は無い。
オイル：ＭＡＸＯＮ最高！通販やってることあるから探して買ってね。カブなら5-40だね。
だが！慣らし時には使わないほうが良いだろう。
それは、機関内の隙間を埋め・・密閉率を上げてコンプレッションを高め、エンジンの持つ力を最大限に引き出すから！
（エンジンパーツが馴染んで無いのに、力をそれ以上引き出そうとしないように！）
シリンダーとピストンの隙間。ヘッドとバルブの隙間。
埋めておきながら、潤滑能力は高い！＝交換すれば排気量アップした感じ！ってことは・・・少ないアクセル開度で同じ速さ＝低燃費でエコだね！
エステル径？ダブルエステル？(カブには使えないよ) そんなのは一昔前の合成油のハナシ。（レース常用なら今でも現役だけどね）
ただオイルを軟らかく変化させ、潤滑良くするだけの添加剤？テフロンとかいってたっけ。みんな騙されちゃうんだよな。全然効果ねーよ。
※オメガオイルって知ってる？昔から金持ちのスーパーカー乗りが愛用してるオイル。高すぎるんだよ！
今では廉価版が用品店でも売ってるけど”真のオメガ”とは異なる商品。ちょっとは似てる効果が期待が垣間見れるかも・・？
カブで他に良いのは、オベロン：モンキー用スペシャルエンジンオイルF310SP
5W-40だね。
この３社は同じ成分が含まれており、特殊成分オイルと言える代物だから間違いない！（添加剤じゃないよ）
用品店で売られてる、売れ筋商品！なんかと”段違い！”なのさ。試してごらん。
添加剤で今熱いのは・・フツーのホンダ純正オイルにもオベロンＡ６２０（安い！新型の添加剤）足すとすごい効果あるからやってごらん。
エンジン＋ミッションの回り方がとてつもなくスムーズになるよ！＝エンジンにストレスを与えないんだね！
チェーンオイル：円陣屋至高のＣＰＯＲがフリクションロスなくて良いね。
あとは・・・ＨＩＤとかＬＥＤかな。全整流化しないといけないから必要ないね。
これから乗っていくのに、タイヤ空気圧とかブレーキ残量とかメンテナンスはしっかりとね！
空気圧が高いと：スピード乗るのが速い・・が、急ブレーキが効かなくなり、コーナーリングもグリップしなくなるので程ほどに。
燃費も良くなる。
最後に、カブはＦｉも出たけど・純粋に余計な電装系が無いからイジルには一番体感できるよ！
１つココをこうしたら「良くなった」とかね。
車で試したいものがあっても・・・バイクに使えるものだったら、カブに使って体感する方がハッキリと判るのさ！
※ペンタゴンネットという機関は、これから楽しみながら体感していくつもり。
馬力を求めるならペンタゴンネットは必要ないけどね。
ｐｓ.オークションに記載していた売っているお店情報をメモしといてね。
同じエンジンを扱うところはあるだろうけど、補修パーツで売ってる店はまず無いから！
販売していた店では補修パーツも売りますって言ってて今でも売られてるからね。