すごいぞ!180km/L (^^:
二輪製品ニュース
1982年4月8日
超低燃費リッター当り150kmを実現
新型ホンダスーパーカブ50を発売



 本田技研工業(株)は、すぐれた経済性や耐久性、扱い易さで好評のビジネス車「スーパーカブ50」に驚異的な超低燃費(150km/L:30km/h定地走行テスト値)と出力向上を実現した新設計エンジンを搭載し、扱い易さもより向上させて4月12日より発売する。また、集配達業務用として「スーパーカブ50・STD・PRO」を新たに設定し同日より発売する。さらに「スーパーカブ70/90」も燃費、出力、扱い易さをより向上させて同日より発売する。
 この新型スーパーカブに搭載のエンジンは、エンジン技術の基である“良く燃やす”という「燃焼効率の向上と回転、摺動部の摩擦抵抗低減」を徹底して追求。さらに永年のホンダ4サイクルエンジンの研究ノウハウやレースで培かった燃焼技術を生かして完成させた小型高性能エコノパワーエンジン(燃費=エコノミーと出力=パワーをともに向上させたエンジンという意の造語)である。
※コンパクトな燃焼室に凹型ピストンを組合せ、理想的な球形に近い燃焼室形状を実現し、火災伝播をより確実に行い、燃焼効率の向上を図るとともに、吸・排気系を改良し、空気の充填効率も向上。そのうえボールベアリングカム軸受などの採用で摩擦損矢馬力も低減。

 スーパーカブは昭和33年8月に誕生。当時では技術的に困難といわれていた50ccの4サイクルエンジンを採用。これにより経済性、耐久性などの多くの要件を満した二輪車として完成し発売。以来、基本的なスタイル、レイアウト(4サイクルエンジン、バックボーンのプレスフレーム)を変えることなく、数次にわたる改良を加えながら生産され、昨年末迄の累計台数は1,423万台(KD含むホンダ調べ)に達し、二輪車の単一車種生産台数では世界一である。また昭和34年に輸出を始めて以来、海外120ケ国で広く愛用され、まさに“世界の実用車”として高い評価を得ている。


◎主な特長
スーパーカブ50SDXは燃費(105km/L→150km/L)と出力(4.5PS→5.5PS)をともに向上させた新設計4サイクル49ccのエコノパワーエンジンを搭載。
スーパーカブ70も燃費(75km/L→80km/L)と出力(5.7PS→6.0PS)を向上。
スーパーカブ90も燃費(75km/L→80km/L)と出力(6.8PS→7.0PS)を向上。

 これらの性能向上はコンパクトな燃焼室と凹型ピストンの採用により理想的な燃焼室の球型化を図り、さらに吸、排気系の改良、ボールベアリングカム軸受の採用による摩擦抵抗の低減などと永年のホンダ4サイクルエンジン技術を生かして完成させたものである。

変速機にEDレンジ(エコノミードライブ)の設定で静かで快適な走りをもたらすとともに燃費向上にも寄与(スーパーカブ50SDX)。また、停車時にのみロータリー式となるチェンジ機構の採用で扱い易さをさらに向上。
CDI点火装置、自動調整式カムチェーンテンショナーなどの採用でメンテナンスフリーへの配慮をしている。
充実した装備と扱い易い設計
低く座り心地のよいシート。
ウインカーランプの戻し忘れ防止にも役立つ電子式ブザーの採用(SDX系)。
後方確認がしやすい大きめの角型バックミラー(SDX系)。
泥ハネを防ぎ、風防性も高い大型レッグシールド。
便利なフロントキャリアを標準装備(50ST、50STD・PROを除く)。
手元集中式の各種スイッチ種。
高級感あふれる角型ヘッドライト(SDX系)。
被視認性にすぐれた大型テールランプと角型ウインカーランプ(SDX系)。
など。


販売計画 年間・国内・
シリーズ 合計
300,000台
標準現金価格

(・北海道、沖縄は3千円高
・一部離島は除く)
スーパーカブ50 ST 119,000円
DX 127,000円
SDX 137,000円
SDX・セル付 148,000円
STD・PRO 119,000円
スーパーカブ70 SDX 149,000円
スーパーカブ90 DX 150,000円
SDX 160,000円
SDX・セル付 171,000円


主なタイプの主要諸元
名称 スーパーカブ50 SDX スーパーカブ70 SDX スーパーカブ90 SDX
全長(m) 1.835 1.835 1.840
全幅(m) 0.660
全高(m) 1.030 1.035
最低地上高(m) 0.130 0.135
車輌重量(kg) 78〈82〉 79 82〈86〉
乾燥重量(kg) 74〈78〉 75 78〈82〉
エンジン 空冷4サイクルOHC単気筒
排気量(cm3) 49 72 85
最高出力(PS/rpm) 5.5/9,000 6.0/7,500 7.0/7,000
最大トルク(kg m/rpm) 0.48/6,500 0.66/5,500 0.79/5,500
登坂能力(tan?) 0.38(約21度) 0.34(約19度) 0.34(約19度)
最小回転半径(m) 1.8
燃費(km/L)定地走行テスト値 150(30km/h) 80(50km/h) 80(50km/h)
変速機 エコノミードライブ付
新ロータリーチェンジ(4段)
3段新ロータリー 3段新ロータリー
始動方式 キック式〈セル付はセル、キック併用〉
フレーム形式 低床バックボーン
懸架方式(前/後) ボトムリンク/スイングアーム
タイヤサイズ(前/後) 2.25-17-4PR/
2.25-17-4PR
2.25-17-4PR/
2.50-17-6PR
2.50-17-4PR/
2.50-17-6PR
※< > 内はセル付き


二輪製品ニュース 1983年2月22日
超低燃費リッター当り180Kmを実現
「ホンダ スーパーカブ50シリーズ」にスーパーカス タムを追加

 本田技研工業(株)は、すぐれた経済性や耐久性、扱い易さで好評のビジネス車「スーパーカブ50シリーズ」に驚異的な超低燃費 (180Km/l:30Km/h定地走行テスト値)を実現した新設計エンジン搭載の「スーパーカスタム」タイプを追加し、2月23日より発売する。

 このスーパーカスタムに搭載した空冷4サイクル単気筒49ccエンジンは、省エネ化を図る ため吸気ポート部に「副 吸気回路」を新たに採用。さらに、イグニッションコイルの改良 により電圧を高めスパーク性能を向上、すぐれた火炎伝播性能を発揮させ燃焼効率を向上させて いる。これらにより使用頻度の高い中・低速域での使い易さを重視しながらリッター当り180Kmのすぐれた燃料経済性をも同時に実現させている新エコノパ ワーエンジン(燃費=エコノミーと出力=パワーをともに向上させたエンジンという意の造語)である。
副吸気回路は吸気チャンバーと副吸気通路で構成されている。この吸気チャンバーに混合気を 蓄えておき、吸入時にいきおいよく燃焼室内へ送り出すことによって燃焼室にたっぷりと混合気がつめこめるうえ、急速な混合気の流入が渦巻き(スワール)を発生し、これらの相乗効果によりすばやい燃焼がうながされ、燃費性能を高めている。
 スーパーカブは昭和33年8月に誕生。25年にわたり世界各国の人々に愛されて本年1月現在の累計台数は1500万台(生産累計、KD含む、自工会調べ)に達し、2輪車の単一車種生産台数では世界一である。

 なお販売計画は、国内年間120,000台を予定している。
 標準現金価格は、144,000円(セル付155,000円)である。
  (北海道、沖縄価格は 3,000円高。その他一部離島を除く)





ほんとは、負圧制御のダイヤフラムでキャブを動かしてるんだけどね。
中古をレストアした人のインプレでは、80km/L位らしいが・・・(謎


主要諸元 〈 〉内はセル付き
型式
C50
全長(m)
1.835
全幅(m)
0.660
全高(m)
1.085
最低地上高(m)
0.130
車両重量(kg)
78〈82〉
乾燥重量(kg)
74〈78〉
エンジン型式
C50E・空冷4サイクルOHC単気筒
排気量(cm3)
49
最高出力(PS/rpm)
5.0/8,000
最大トルク(kg-m/rpm)
0.50/6,000
登坂能力(tan?)
0.38(約21度)
最小回転半径(m)
1.8
燃費(km/L)定地走行テスト値
180(30km/h)
変速機形式
エコノミードライブ付 新ロータリーチェンジ(4段)
始動方式
キック〈セル・キック併用〉
点火方式
CDI
燃料タンク容量(L)
4.0
フレーム形式
低床バックボーン
懸架方式(前/後)
ボトムリンク/スイングアーム
タイヤサイズ   
2.25-17-4PR
2.25-17-4PR

その他! (^^:

エクスプレス」(発売当時価格132,000円)を紹介。

カブのスクーター版、と言えば、いいかな。
レッグシールド部分に小物入れを装備。
街乗りを意識してか、白と赤が標準カラー。
ビジネスという、タイプは緑カラーもラインナップされていた。

カタログには贅沢にもスーパーマンこと、クリストファー・リーヴを起用。
もしかして、ソックリさんじゃないよね?

しかしながら、売れなかったようである…。

ところが、盛岡市のとあるお店が、このエクスプレスをどんどん売るのである。
当時、配送を担当していた、kumaはどんだけ、倉庫からエクスプレスを運んだことか。
ついには、HONDA本社から、なんで売れるのか視察に来るほどだった・・とか。






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